「石工房」墓石・石の彫刻・インテリア・ストーングッズ

NAKANO Granite

錦帯橋-下巻-白蛇


第二十七章
白蛇
錦帯橋

白蛇-シロヘビ

世界でも岩国だけに生息している

天然記念物

  • 山口県岩国市横山2丁目6番 (吉香公園内)
  • TEL / FAX(0827)43-4888
 シロヘビは長さ180cm、胴回り15cm余り。目はルビーのように赤く、全身は白く光沢があり、その姿は清楚でとても神秘的です。性質はおとなしく温順で人に危害を加えることもありません。
 このシロヘビの最初の記録として残っているものは、今からおよそ270年前に書かれた「岩邑年代記(がんゆう)」です。そこには1738年6月、千石原(現在の横山三丁目)に出現と記されています。
 シロヘビの誕生がいつ頃かは不明ですが、約400年前、関ヶ原の戦いの後、岩国に移封された吉川広家公が錦見一帯で米作りに努めた頃、多くの米倉でネズミをエサにしていたアオダイショウが色素細胞のない変種となり、それが遺伝し生まれてきたとされてます。当時の人々はこの珍しいヘビを、有益で幸運を呼ぶ家の守り神として大切に保護したと考えられ、その数も増したといわれています。
 大正13年(1924)12月9日、錦川をはさんだ今津、麻里布、川下地区が国の天然記念物の生息地域に指定され、昭和47年(1972)8月には、「岩国のシロヘビ」と指定替えされました。 
 この中で麻里布地区は昔からシロヘビに加え、川下地区は旧家が多く、倉庫や石垣、水路など生息条件の良いことが、この地区に多く見られる理由です。しかし、近年生息地域の都市化が進み、餌となるネズミ等の動物相も変化するなど、環境の変化により、その生息数は減少しつつあります。
 吉香公園と今津町天神山には、シロヘビの観覧施設があり、いつでも美しい姿を見ることができます。
 岩国市では財岩国白蛇保存会と共に、官民一体の保護保存活動を進めています。

なぜシロヘビは白いの?

 シロヘビが白いのは、身体の表面にあるメラニンという褐色の色素をつくることができないからです。このような白化個体のことをアルビノといいます。アルビノはいろいろな動物で報告されていますが、野生の状態で見つかるのはごく稀です。その理由は、有害な紫外線から体表を守る色素がないために大人になるまでに死んでしまったり、また、白色の体色は自然のなかでは目立ちやすく、天敵に見つかりやすいからです。アルビノの集団は人工的な環境下でのみ維持・存続が可能な集団なのです。岩国のシロヘビはその良い例です。

シロヘビの赤ちゃん

 父親と母親がシロヘビであれば、その間に生まれた子供はすべてシロヘビになります。ところが、父親か母親のどちらかが普通の色をしたアオダイショウだった場合には、生まれてくる子供がすべて普通の色をしたアオダイショウである場合と、普通の色のアオダイショウとシロヘビがおよそ半々の割合で産まれる場合があります。これは普通の色をしたアオダイショウであっても、体色を決定する遺伝子1対のうち、ひとつが正常遺伝子で残りのひとつがアルビノ遺伝子を持つものがいるからです。
シロヘビの「赤ちゃん」
  • 財団法人 岩国白蛇保存会(資料や写真がいっぱいあります)
  • 今津(天神)白蛇資料館
    • 山口県岩国市今津町6丁目4番2号 TEL(0827)22-8634
  • 白蛇神社
    • 鎮座地:山口県岩国市今津町6丁目


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