錦帯橋-下巻-白山比咩神社

錦帯橋-下巻-

吉香公園内の他の史跡や公園の近くの山陽道にある宇野千代生家などを紹介。

白山比咩神社-しらやまひめ

白山比咩神社-しらやまひめ

 この神社は白山比咩神(別名菊理媛の命きくりひめ)大己貴の命(大国主命の別命)を祭っている。創建年代は明らかではないが、伝えられるところによると、加賀国(石川県白山神社)の分霊を移し祭ったものという。永興寺伝記によればもとこの社は永興寺の鎮守社であったと記してあり、また永興寺所蔵の神輿には永禄二年(一五五九)正月の字が刻まれている。萩の近藤清石の風土記によると、鎮守社伝々は誤りで一時永興寺僧徒の奉仕したことが推し図られるとしている。社前の石鳥居は元禄七年(一六九四年)吉川広紀(四代岩国藩主)の寄進て石柱に宇都宮とん庵(漢学者)の碑文がある。享保十二年(一七二七年)に再建された大規模の社殿は明治二十三年(一八九〇年)に焼失した。現在の建物は明治三十一年二月(一八九八年)に完成したものである。

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錦川水神社

錦川水神社

 岩国市を貫流する錦川は古代より優れた水質と豊富な水量によって近代産業誘致の原動力となり一面天下の奇橋錦帯橋によって観光面に於いても岩国市今日の繁栄をもたらしたものであるが近来世情一般に動もすれば此の偉大な水恩に対する感謝の念薄れつつ有るを愁へ岩国観光協会会長坂井正夫氏が発起して神社を建立して永々錦川の守護神として崇め水恩に感謝すると共に岩国市永遠の発展を祈念すべし昭和四十九年十一月十日竣工せしものにて偶々前年第六十回伊勢神宮式年遷宮に際会し、神宮の古財の一部の御分譲を得て当白山比咩神社境内に建立せしもので有ります。以上

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