諸精霊とは

精霊流し

 「去年のあなたの思い出が~」で始まる「さだまさし」さんの名曲。こちらは「しょうりょうながし」と読みます。

 実は意味は同じで魂や霊のことをいいます。読みは「しょうれい」「せいれい」と読み、「諸(しょ)」を付けることにより「全ての魂や霊」という意味で、墓地に行くとお墓の正面に「○○家之墓」を見かけると思いますが、「○○家之墓」は「○○家先祖代々之墓」の字数を減らしたものです。「○○家先祖代々諸精霊」はこれと同じ意味です。

墓誌や位牌

 お墓の正面に刻したお墓は希少ですが、墓誌に刻む事はよくあります。本家で何代も続いておられる家の方が「これ以上前の先祖は判らない」場合に墓誌の最初の行に「○○家先祖代々諸精霊」や「○○家先祖代々諸精霊位」を刻し次の行から判るご先祖様を刻し、「決して漏れが無いように」と記す訳です。これはご位牌でも同じ事を行います。

 その他、代々のご先祖が多い場合、全てを刻すと大変なコストになってしまう場合に使うことがあります。

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2018年11月01日|サポート情報:豆知識